パナスタで入社式。G大阪OB関係者の投稿話題「パワハラ案件」と指摘も

パナソニックスタジアム吹田 写真:Getty Images

自動車部品関連事業を手掛ける『パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社』は今月1日、パナソニックスタジアム吹田で入社式を実施。新入社員がガンバ大阪のユニフォームを着用して記念撮影を行ったが、ネット上では賛否両論が湧き起こっている。

同社の公式X(旧ツイッター)アカウントは2日に「昨日のパナソニックスタジアム入社式の一幕」として、晴れやかな表情で新入社員がメインスタンドに集合する時の様子をアップ。「ちなみにユニフォームは入社式のための特注品で新入社員全員にプレゼントしています」と投稿している。

これには、G大阪OB橋本英郎氏の公式YouTubeチャンネルでMCを務める福澤優貴氏も反応。パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社の投稿動画を引用した上で、「パナソニック(株)は、入社式で新入社員にガンバユニをプレゼント」と投稿した。

この福澤氏の投稿には、「すごく良いアイデア!」「Jリーグのファンが増えるね!」「東京ヴェルディでも、MJSさんで新入社員にユニフォームをプレゼントしてほしい」といったポジティブなコメントが寄せられている。

ただ一方で「他クラブのサポーターだと、パワハラ案件になりそう…」「もし何も考えずに入社したセレッソ大阪サポーターがいたら、どうするんだろう…」と、G大阪以外のファン・サポーターの心中を察する声も。それでも「他サポだったら可哀想とか、パワハラとか言ってるけど、そもそも松下電器産業サッカー部をルーツとするG大阪なんだから当たり前」といった逆批判も見られる。

また、パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社の公式Xアカウントは、「他のチームを応援している人からしたら複雑だろうね」という投稿に対して、「そうですね…そこはちょっと難しいところです…」と反応している。

サッカークラブのユニフォーム着用を巡っては、昨年9月に神奈川県小田原市の市議会でも議論が白熱。湘南のホームタウンである小田原市は9月15日、同クラブのJリーグ加盟30周年記念ユニフォームを着用したが、一部議員から「特定クラブの応援を強要するものだ」という反発の声が挙がると、着用は任意に。守屋輝彦市長をはじめ市幹部は全員がユニフォームを着用した一方、市議会議員は27人中5人が着用しなかった。

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