人道支援の車列攻撃、ガザでの活動は命の危険と隣り合わせ イスラエルは通信機器を持たせず

パレスチナ自治区ガザ地区で人道支援活動を行っていた慈善団体「ワールド・セントラル・キッチン(WCK)」の職員ら7人が殺害された。

アメリカに拠点を置くWCKは声明で、犠牲者にはイギリス人のほか、ポーランド人、オーストラリア人、アメリカとカナダの二重国籍者、パレスチナ人が含まれているとした。

これについてイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は2日午後、イスラエル軍の空爆によって「意図せず」、ガザ地区で「罪のない人たち」を攻撃したと認めた。

一方、ジェイミー・マクゴールドリック国連人道調整官は、支援機関は非常に危険な状況の中、組織やチーム間での連絡を取らない状態で活動していると指摘。

イスラエルが支援機関に対し、イスラム組織ハマスに奪われる可能性があるため、連絡機器を持たないよう指示していると述べた。

ルーシー・ウィリアムソン中東特派員が報告する。

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