北京大興国際空港総合保税区で、ゲートを通過するトラック。（資料写真、北京＝新華社記者/陳鐘昊）
【新華社北京4月3日】中国北京税関がこのほど発表した北京地区の1～2月の貿易額（北京に本社を置く中央企業の貿易額含む）は前年同期比2.0％増の5794億4千万元（1元＝約21円）で全国貿易総額の8.8％を占め、再び過去最高を更新し、好スタートを切った。
企業形態別では、民間企業が22.0％増の633億6千万元で全体の10.9％、外商投資企業（外資系企業）が10.3％増の921億6千万元で15.9％をそれぞれ占めた。重点企業上位100社は8.3％増の5045億8千万元、「専精特新（専業化、精細化、特色化、斬新化）」の特徴を持つ小巨人企業（大きな成長が見込まれるスタートアップ企業）は14.1％増の26億6千万元だった。
保税物流方式による貿易額は20.4％増の594億5千万元で全体の10.3％を占めた。加工貿易は24.8％増の294億7千万元となった。
貿易相手上位5カ国・地域は欧州連合（EU）が551億3千万元、スイスが427億7千万元、ブラジルが415億8千万元、米国が414億5千万元、東南アジア諸国連合（ASEAN）が349億9千万元。うちスイスは92.3％、ブラジルは10.7％それぞれ増加した。
主要輸出品目別では、携帯電話が92.0％増の144億2万元（輸出全体の16.0％）、集積回路（IC）が54.4％増の38億2千万元（同4.2％）、自動車部品が16.8％増の31億9千万元（同3.5％）だった。
