厚別公園競技場 初の大規模改修始まる コンサ「聖地」

北海道コンサドーレ札幌のサポーターらに「聖地・厚別」と親しまれている札幌の厚別公園競技場で開場以来初となる大規模改修工事が始まっています。

競技場は、1989年に開かれたはまなす国体の会場として1986年に開場しました。中学・高校のスポーツ大会で使われてきたほか、2015年からは陸上の日本グランプリ大会の会場にもなりました。

また、1997年には当時JFLだったコンサドーレ札幌(現J1・北海道コンサドーレ札幌)がホームスタジアム無敗でJリーグ昇格を決めて「厚別不敗神話」と呼ばれるなどサポーターからは「聖地」として愛されてきました。

しかし、完成から38年経過し、老朽化が進んだため3月いっぱいで全館閉鎖し、総額26億円以上をかけて大規模改修工事を始めました。トレーニング室の利用者は「2年間近く使えない。これからどこ行こうか。(他施設行くにも)車もないから」。また市民は「スタンドの席も少しきれいになったらいいなと(思っていた)」と話していました。

競技場はスタンドの補修や全天候型トラックの張り替えを行い、2026年4月に再オープンする予定です。

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