サケ・マス流し網漁1週間早く解禁 海水温上昇などで

日本の200カイリ水域内でのサケ・マス流し網漁が3日午前0時に解禁されました。海水温の上昇などで前倒しされ、例年より1週間早い出漁となりました。

例年の解禁日は4月10日ですが、海水温の上昇などで来遊時期が早まっていることから、これまでで最も早いスタートとなりました。漁船員は「(早い出漁は)チャンスが増える。遅いよりはいいと思う。絶対に」と話していました。

サケ・マスの流し網漁は日本の200カイリ内でもロシアの河川で生まれたものが含まれるため毎年ロシアと交渉して漁獲量の上限を決めています。ことしの漁獲枠は去年と同じ2050トンです。漁船員は「行ってみないと分からないけど(豊漁を)期待したいです」と話しました。

根室の歯舞漁港ではきょう午前0時の解禁に合わせ、9隻の小型漁船が次々に出漁し、家族らが見送りました。道内全体では去年と同じ20隻が操業し、例年より1週間早い6月30日まで漁を行います。

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