台風19号で被害 防災と交流の拠点施設を建設へ 宮城・大郷町

5年前の台風19号で大きな被害が出た宮城県大郷町で、防災と交流の拠点となる施設の建設が始まります。

大郷町の中粕川地区に建てられるのは、防災コミュニティセンターです。3日に安全祈願祭が行われました。

この地区では、5年前の台風19号で吉田川の堤防が決壊し住宅110軒が全て浸水しました。

防災コミュニティセンターは鉄骨一部木造の2階建てで、延べ床面積は679平方メートルです。食料や毛布などを備蓄するほか、授乳室やシャワー室も設けられる予定で、地震や水害などの災害時に約120人を収容できる避難所として活用されます。

通常は地区の集会所として利用され、飲食できるカフェも作られる予定です。

中粕川地区行政区長高橋俊昭さん「防災という役割もさることながら、地域の皆さんが常に利用できてコミュニティの場になれるような施設になればと」

防災コミュニティセンターは2025年3月に完成する予定です。

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