松井愛莉、役作りで髪もバッサリ!「全話衝撃なので、その衝撃を見逃さないように」――「シークレット同盟」インタビュー

韓国発の衝撃的な同名漫画を主演・松井愛莉さん、共演に長野凌大さん(原因は自分にある。)長妻怜央さん(7ORDER)で実写ドラマ化した「シークレット同盟」が、4月4日より読売テレビでスタート。男性恐怖症の悩みを抱えるイケメン女子・宇吹詩杏を松井さん、詩杏に急接近する狂気のストーカー美女・東條律子を長野さん、詩杏がアルバイトするカフェの料理長で絶世のプレーボーイ・蓮見結心を長妻さんが演じる。

ここでは第1話の放送を前に、詩杏を演じる松井さんにインタビュー。作品への思いから共演のお二人とのエピソードを聞いた。

――ドラマ出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。

「素直にうれしかったです。でも、お話を読んだ時に結構ハードな内容だったので、魂吸い取られそうだなって思ってしまいました(笑)。ダークな作品が大好きなので、不安というよりは楽しもうという思いでした。あと髪もバッサリ切ったので、詩杏に近づけたかなと思います」

――髪を切ってベリーショートにされたとのことですが、周りの方の反応はいかがでしたか?

「誰も私って気付いてくれず(笑)、でも皆さんがポスター撮りの時に『詩杏がいる!』って言ってくださったのでうれしかったです。あとInstagramに写真を載せたら、反応が良かったのでうれしかったです」

――演じる詩杏との共通点はありますか?

「詩杏という女の子は男性恐怖症で、親にも『男はこういう生き物だから』って押さえつけられて生きてきているので、そこまで似ている点は少ないかもしれないです。私は伸び伸びと育ったので。共通点は落ち着いているところです。落ち着いているといっても、詩杏は押さえられて生きてきたので自分を出せなくなっているんですが、私も自分を出すのが得意な方ではないので、唯一似ているのは環境は違いますが、共通点になります」

――逆に詩杏とここは違うなという点はどこでしょうか?

「そこまで親にひどい扱いを受けたことがないです(笑)。親は優しいですね。でもすごい心配性なので、何でもかんでもすぐ連絡があります」

――脚本をご覧になった時の感想はいかがでしたか?

「一言で言うなら、重いなーって(笑)。私は詩杏目線で読んでしまうので、何でこんなに詩杏は報われないんだろうって、心がズンって重たくなりました。人って誰かに寄り添って生きていたいのかなとか、頼るものが欲しいのかなと。純愛なんですけど、それが狂気に変わる瞬間、ちょっとした歯車の違いでこんなにも狂ってしまうのかと、悲しみと切なさがありました。切なさがありながらも怖いし、心が揺さぶられました」

――ダークな作品はお好きということですが、見るのと演じるのでは違うと思うのですが、どうですか?

「そうですね、結構心がえぐられています…グサグサと(笑)。今、撮影中盤ですが、これから先、重たいシーンが三つ、四つ、結構ハードモードなシーンが残っているので、私のメンタル…頑張ります」

――撮影を拝見させていただいて、皆さん和気あいあいとされていて、雰囲気がすてきだなと思いました。

「そうなんです。本当に重たいシーンを撮っていても、なぜか笑いが起こる不思議な現場なんです。そのおかげで気持ちは楽です。みんなちょっとしたことをいじって笑ったり、笑いの絶えない現場なのですごくありがたいです」

――共演の長野さん、長妻さんの印象は?

「長野くんは女子としか見れないです。本当に女の子。日に日にかわいくなっていきます。たまに声だけ男性に変わる瞬間があるので、そこを探して楽しんでいます。長妻さんはハッピーな方です。フレンドリーすぎて、人との距離感ゼロです。それぐらいグイグイきてくれる方です」

――撮影で何か楽しみにしていることはありますか?

「何でもいいですか? ご飯(笑)。厨房のシーンで本当のお店の方がご飯を作ってくださって、おいしくて幸せだったんですけど、食べ過ぎました。私は食べるのが大好きでして、撮影中、詩杏が好きなたまごサンドが出たんですが、すごくおいしくて二つ食べました! それにプラスお昼ご飯も食べてしまって。(撮影がハードなので)食べないと元気がでないので、ご飯は大事です!」

――髪も短くされて、ほかに役作りされていることはありますか?

「実際に男性恐怖症について調べたり。パニック障害の方のお話を聞いたりしました」

――ご自身は男性恐怖症についてはどうでしょうか?

「私は男性恐怖症ではないですが、別の作品を撮っていた時にすごく男性が怖いって思った時がありまして…。男性に押さえつけられるシーンがあり、アクション部の方が実際にやってくださって、その瞬間すごく怖くて。男性の力にかなわないって思った瞬間で、すごく恐怖を感じました」

――詩杏の役の設定が「そこらへんの男子よりイケメン」とのことですが、ご自身の男前エピソードはありますか?

「私はわりとガサツな部分があり、男性っぽいとは思いますが、ほかに…(バラシがめっちゃ早いとの指摘を受け)バラシね! 着替えてすぐ帰るをモットーにしているので」

――タイトルにかけて、シークレット、内緒にしていることを特別に教えていただくことはできますか?

「なんだろう…ガサツで掃除苦手です!(笑)」

――連日撮影でお忙しいかと思うのですが、ストレス発散法はありますか?

「撮休の日に毎日近くの公園にお散歩に行っています。田舎育ちなので、自然のある公園に行き太陽を浴びながらお散歩するだけで、全然気持ちが違うんです。リフレッシュします」

――最後に視聴者の方にメッセージをお願いします。

「その名の通り『全話衝撃』なので、その衝撃を見逃さないように。ぜひ『シークレット同盟』の世界観を存分に楽しんでいただけたらと思います」

――原作とは違った要素もあるとお聞きしています。

「そうですね。変わっているところもあるので、その違いも楽しんでいただけたらと思います」

――ありがとうございました!

【プロフィール】

松井愛莉(まつい あいり)
1996年12月26日生まれ。福島県出身。結婚情報誌「ゼクシィ」6代目CMガールに抜てきされ、それ以降、モデル、女優と幅広く活躍。主演作品として映画「癒しのこころみ〜自分を好きになる方法〜」、ドラマ「社内マリッジハニー」「ブルーバースデー」など。現在WOWOWで放送中の連続ドラマ W30「白暮のクロニクル」に出演中。

【番組情報】

「シークレット同盟」
4月4日スタート
読売テレビ
木曜 深夜0:59〜1:29

取材・文/N・R

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