【原発再稼働は】東京電力が住民説明会「燃料装荷は地元の同意後に」求める声も【新潟】

東京電力が住民説明会

東京電力は柏崎刈羽原発の再稼働に向けて、核セキュリティや原発の安全性についての説明会を県内各地で開いています。

2日夜、新潟市で開かれた説明会には約70人の市民が参加。
東電が柏崎刈羽原発での燃料装荷を原子力規制委員会に申請したことについて、市民から「地元の同意がとれてから燃料装荷をするべきだ」といった声が上がりました。これに対し東電は「検査の一環として圧力容器などの健全性を確認するため」と、目的と意義を説明しました。

■参加者
「安全性を確認して地元同意がとれて、動かしましょうと言った時点で燃料装荷を準備するということでは遅いんでしょうか。装荷してすぐに動かしたいということで、装荷を急いでいると考えてしまう。」
■柏崎刈羽原発 菊川浩ユニット所長
「ひとつひとつ確認して、懸念事項、課題があれば立ち止まり、なにか問題ないかとみたうえで問題があればそれを直すということを繰り返していく。」

また、「核のごみ」の処分場所が決まっていないことを指摘する意見もありました。

■参加者
「原発を動かす事業者の無責任な象徴であります、国が計画をたてるであろう、そのうちに決まるであろう、そのやってどんどんどんどん使用済み核燃料を増やしていく、それが原発の真の姿じゃないですか。」

説明会は4月4日、上越市で開かれるほか長岡市や見附市でも予定されています。

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