中国科学院、水素ハイブリッド電源でドローンをパワーアップ

中国科学院、水素ハイブリッド電源でドローンをパワーアップ

 3月28日、測定状況について話し合う陳忠偉氏(左)と研究員。(大連=新華社記者/潘昱竜)

 【新華社大連4月3日】中国遼寧省の中国科学院大連化学物理研究所は今年、ー密度の高い水素ハイブリッド電源を搭載した産業用ドローン(小型無人機)の試験飛行を成功させた。

 同研究院エネルギー触媒変換全国重点実験室の陳忠偉(ちん・ちゅうい)氏の研究チームが開発した水素ハイブリッド動力電源は、エネルギー密度(質量当たりのエネルギー量)が1キログラム当たり600ワット時に上る。これを搭載したドローンの野外試験飛行では、氷点下7度、風力レベル5(風速8.0~10.7メートル)の環境下で、燃料電池の出力が2030ワットをキープした。

 電源は産業用ドローンの心臓部で、航続時間と作業効率を決定する。今回開発された水素ハイブリッド電源はエネルギー密度が高く、ボトルネックだった航続時間の短さを効果的に解決できるほか、信頼性の高さや温度領域の広さなどの利点もある。

中国科学院、水素ハイブリッド電源でドローンをパワーアップ

 3月28日、電池スタックを組み立てる研究員。(大連=新華社記者/潘昱竜)

中国科学院、水素ハイブリッド電源でドローンをパワーアップ

 3月28日、極板の厚みを測定する研究員。(大連=新華社記者/潘昱竜)

中国科学院、水素ハイブリッド電源でドローンをパワーアップ

 3月28日、電池スタックを取り付ける研究員。(大連=新華社記者/潘昱竜)

中国科学院、水素ハイブリッド電源でドローンをパワーアップ

 3月28日、材料の接触電気抵抗を測定する研究員。(大連=新華社記者/潘昱竜)

中国科学院、水素ハイブリッド電源でドローンをパワーアップ

 3月28日、膜電極の性能を測定・評価する研究員。(大連=新華社記者/潘昱竜)

中国科学院、水素ハイブリッド電源でドローンをパワーアップ

 3月28日、測定状況について話し合う陳忠偉氏(左)と研究員。(大連=新華社記者/潘昱竜)

中国科学院、水素ハイブリッド電源でドローンをパワーアップ

 3月28日、無人機に高エネルギー密度水素ハイブリッド電源を搭載する研究員。(大連=新華社記者/潘昱竜)

中国科学院、水素ハイブリッド電源でドローンをパワーアップ

 高エネルギー密度水素ハイブリッド電源を搭載し、試験飛行に成功した無人機。(1月31日撮影、大連=新華社記者/潘昱竜)

中国科学院、水素ハイブリッド電源でドローンをパワーアップ

高エネルギー密度水素ハイブリッド電源を搭載し、試験飛行に成功した無人機。(1月31日撮影、大連=新華社記者/潘昱竜)

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