「職業差別」「辞職」で話題の川勝平太・静岡県知事の得票数がすごかった!?過去の選挙結果・経歴まとめ

4月1日に静岡県で開かれた入庁式での発言が「職業差別」などと物議を醸し、翌日に辞意を表明した静岡県の川勝平太(かわかつ・へいた)知事。リーダーとしての資質を問う厳しい声も上がっていますが、そもそも過去の選挙で川勝知事はいかにして選ばれたのでしょうか。このコラムでは、過去の静岡県知事選挙の結果や経歴などをまとめました。

川勝知事は現在75歳。2009年に初当選し、4期目任期の折り返しを過ぎていた

川勝知事は1948年8月16日生まれで、現在75歳。出身は京都市です。

早稲田大学大学院経済学研究科修士課程修了した後、オックスフォード大学博士号を取得。その後、早稲田大学政治経済学部教授、国際日本文化研究センター教授、学校法人静岡文化芸術大学学長などの学問の道を進んでいましたが、2009年7月の静岡県知事選に初めて出馬し、4回連続当選しています。

現在の任期は2025年7月4日までで、4期目の残りが1年余りとなるなかでの突然の辞意表明となりました。

過去4回の知事選は100万票近い得票数で圧倒的な強さ

川勝知事の初出馬は2009年7月の静岡県知事選挙。石川嘉延・前知事の辞職に伴い、新人4人が立候補しましたが、民主党(当時)などの推薦を受けて72万票超えを獲得。自由民主党と公明党が推薦した次点候補と約1万5000票差の接戦をくぐり抜け、初当選を果たしました(投票率61.06%)。

ちなみに、静岡県知事選の約2週間後には衆議院が解散され、8月には自民党から民主党への政権交代に続く流れを先取りしました。

2期目以降の選挙では、圧勝を続けました。

再選を目指した2013年静岡県知事選挙では、100万票超えを獲得。自民党が推薦した次点候補にトリプルスコアの大差をつけて再選を果たしました(投票率49.49%)。

次の2017年静岡県知事選挙では、新人との一騎打ちの構図で83万票超えを獲得(投票率46.44%)。

そして、2021年静岡県知事選挙では、自民党の前参院議員との一騎打ちを制し、95万票超えで4選を果たしました(投票率52.93%)。

「民意」を示すカンタンな方法は投票です

川勝知事の言動には批判も向けられている一方で、多くの県民からの付託を受けて約15年間県政のリーダーを務めてきたことも事実です。

川勝知事が3日の会見で表明した通りに6月議会で辞職した場合、知事選は7~8月に執行される見通しです。

県民の民意を示すのに、最もカンタンともいえる方法は投票に行くことです。今回の騒動を、あなたが求めるリーダー像を改めて考え直すきっかけにしてみるのもいいのではないでしょうか。

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