無言で刃先を向け金要求 沖縄・宜野湾市でコンビニ強盗 現金十数万円被害か 上下黒の服を着た男、1分ほどで逃走

強盗事件が起きたコンビニの前を調べる警察官ら=4日午前2時38分、沖縄県宜野湾市新城1丁目

 3日午後11時55分ごろ、沖縄県宜野湾市新城1丁目の「ファミリーマート宜野湾いすのき通り店」で、「店員が刃物を突きつけられた」と、店の関係者から110番通報があった。店に押し入った男が店員に刃物を向けて、現金を奪って逃げたといい、宜野湾署が強盗の疑いで行方を追っている。

 署によると、男は上下黒の服を着ていて、身長は175センチほど。フードをかぶり、黒いマスクをしていた。同店によると、男は20~40代ぐらいで、現金十数万円を奪ったとみられる。店員にけがはなかった。

 店長の男性(63)によると、店員が接客していたところ、男が入店。すぐにレジの前に立ち、サバイバルナイフのようなものを取り出した。男は無言で刃先をレジに向けて金を出すよう要求。現金を奪い、入店して1分ほどで店を立ち去った。

 現場は「いすのき通り」と呼ばれる市道沿いで、住宅や居酒屋などが立ち並ぶエリア。4日午前2時半ごろに店舗前を通りかかった、近くに住む30代男性は「買い物をしようと午前0時半ごろに店に来た時には、すでに店の前に規制線が張られていた。まだ見つかってないんですね」と、不安そうに話していた。

 

強盗事件が発生したコンビニの前で鑑識作業をする警察官ら=4日午前2時25分、沖縄県宜野湾市新城1丁目

© 株式会社沖縄タイムス社