人気遊具復活に力貸して 陸前高田・米崎小、校庭設置へ寄付募る

設置予定の複合遊具のイメージ図(販売施工元の環境産業提供)

 陸前高田市の米崎小(佐々木一義校長、児童131人)の校庭に大型複合遊具を設置しようと、同校PTA(佐々木学会長)などがプロジェクトを立ち上げ、寄付を募っている。創立150周年記念事業の一つで、老朽化が原因で昨年撤去された名物遊具の復活を目指す。関係者は「居場所が減った子どもたちに待望の遊び場を」と協力を呼びかける。

 同校にはかつて、リスのオブジェがシンボルの、滑り台や小屋などを組み合わせた大型複合遊具が設置されていた。約30年間にわたり「リスコン」の名で児童らに親しまれたが、老朽化に伴い、2023年1月に撤去された。

 寄付金は企業が1口5千円、個人は1口千円から。振込先は岩手銀行高田支店、普通預金「2106522」。名義は「ヨネショウ150ユウグイインカイ」。米崎町内に募金箱も設置している。目標金額は遊具の本体価格と施工費を合わせ500万円で、6月末まで募る。問い合わせは同会事務局の覚張あゆみさん(090.2981.4933)へ。

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