渋野日向子「集中力がなくなって」 終盤3連続ボギーに悔い

「77」で出遅れた渋野日向子(撮影/田辺安啓(JJ))

◇米国女子◇Tモバイル マッチプレー presented by MGM Rewards 初日(3日)◇シャドークリークGC (ネバダ州)◇6804yd(パー72)

3試合連続で予選落ち中の渋野日向子は、風の穏やかな午前組から5日間大会をスタート。2バーディ、7ボギーの「77」と崩れ、出場96人のフィールドで5オーバー72位と出遅れた。

大会は、3日間54ホールストロークプレー終了時点の上位8人がマッチプレー戦に進出。まずは、2日目に設けられた65位タイまでの予選カット回避へ「スコアを伸ばさないといけない」と切り替えに努めた。

渋野は「風のないコンディションでも難しいホールが多かった」と前半インで3つのボギーを重ねる苦しい展開。折り返し直後の1番で初バーディを奪ったが、直後の2番をボギーとするなど流れを作れない。

悔やんだのは、「耐えたいと思っていたけど、集中力がなくなってしまった」という終盤の3連続ボギーだ。2オーバーで迎えた6番では3打目のアプローチが3mオーバー。獲りたい7番(パー5)ではフェアウェイから約80ydの3打目がグリーンに届かず、3mのパーパットが再び入らない。8番(パー3)も1.5mを外す3パットボギーを喫し、「なんかかみ合っていなかったなあ、という感じ」と下位に沈んだ。

2日目に巻き返しなるか(撮影/田辺安啓(JJ))

14ホール中11ホールでフェアウェイをキープしながら、グリーンを捉えたのは10ホールのみ。アイアンショットの不振に加え、グリーン上でも32パットと苦しんだ。

「今日も短いのを外したので練習します。頑張ります」。2月末「ホンダ LPGAタイランド」第3ラウンドから9ラウンド連続でアンダーパーなしの流れを断ち切り、復調へのきっかけをつかんで2週後の海外メジャー初戦「シェブロン選手権」(テキサス州 ザ・クラブatカールストン・ウッズ)を迎えたい。

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