ハブがいない宮古島なのに… 島で死んだサキシマハブ発見 定着していないか生息調査へ

発見されたサキシマハブの死骸

 沖縄県は4日、ハブが生息していないとされる宮古島で、死んだサキシマハブが見つかったと発表した。県は宮古島市など関係機関と協議した上で、島に定着していないか生息状況を調査する方針だ。

 県によると、3月30日午後1時半ごろ、宮古島市の平良港第一ふ頭で、作業員が棚卸し作業中、コンテナの下で死んだ状態のサキシマハブを発見した。全長44センチ、体重12.7グラムで、生まれてから1年6カ月ほどのメスとみられる。

 宮古島では2013年にも同港近くの公園でサキシマハブが発見された。その後の調査で周辺に他のハブは発見されず、島内で定着したとまでは確認できていない。

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