宇留賀副知事が経産省退職へ 山本知事は副知事を続投させる考えを表明

宇留賀副知事が出向元の経済産業省を近く退職する意向を明らかにしました。

山本知事は、退職後も副知事を続投させる考えを示しています。

宇留賀敬一副知事は、経済産業省出身で2019年8月、当時の現職副知事として全国最年少の38歳で就任しました。

国から出向して就任した副知事は2年前後務めた後に出身省庁へ戻るケースが多いものの、宇留賀副知事は去年8月の県議会で再任され現在5年目です。

4月4日の会見で山本知事は、宇留賀副知事が出向元の経産省を近く退職し、退職後も副知事を続投させる考えを示しました。

山本知事は、「この4年間で私が群馬県でいろいろなことをやってきましたけどやり遂げてきたことについて宇留賀さんとのコンビでなければできなかったことは山ほどある。私とこれだけチームを組めてこれだけのことができる人はいないです。」と述べ、宇留賀副知事は経産省退職を決めた理由について次のように話しました。

「知事がいつも仰っている“群馬から日本を変える”とか゛群馬から世界を変える”ことを本気で実現できる可能性を感じてますし自分としても全力を尽くしたい」(宇留賀副知事)

宇留賀副知事は、5月の県議会開会前に経産省を退職するということです。

副知事が経産省を退職するためには法律の決まりで一度、副知事を辞任しなければならず、再び副知事に就任するには県議会の同意が必要となります。

山本知事は副知事を続投させる人事案を県議会に提出する予定で、開会前に各会派に説明するとしています。

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