トキエア就航に向けて改修進む佐渡空港 世界遺産登録・経済効果でにぎわい期待 【新潟・佐渡市】

改修進む佐渡空港

トキエアの佐渡路線就航に向けて、佐渡空港で受け入れのための改修工事が進んでいます。

改修工事は、県が約5億円をかけて一昨年から進めていました。乗客の手荷物検査室と待合室を増設。全長24m未満の航空機が離発着できるように、滑走路からターミナル前のエプロンに向かう誘導路の幅を10.5mに広げ、アスファルトは50cmかさ上げして強度をあげました。
かつて佐渡空港に乗り入れていた機体より大きくなることから、その航空機事故に対応できるカテゴリ4の化学消防車も配備。細かな気象データを航空機に提供するための観測装置なども設置しました。

■県佐渡地域振興局 澁谷有子局長
「このトキエアの就航が佐渡島民の経済活動ですとか、またこれから世界遺産登録等で多くの来訪者も期待されますので、大きな工事がここまで一区切りついたということでホッとしております。」

トキエアは、佐渡と新潟そして首都圏を結ぶ路線の年内の就航を目指しています。
佐渡空港では機体の方向を変える「ターニングパット」の設置工事なども夏までに完了する予定で、すべて終えるとトキエアの就航が可能となります。

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