「佐渡島の金山」で「強制労働」は…世界遺産登録に向けて 韓国全権大使「歴史の表示を」【新潟】

韓国の尹徳敏(ユン ドクミン)駐日特命全権大使

「佐渡島の金山」で韓国は、戦時中に強制労働があったと指摘しています。韓国の尹 徳敏(ユン ドクミン)駐日特命全権大使が4日、花角知事を表敬訪問し、世界遺産登録にあたって「全体の歴史を表示する」必要性を訴えました。

4日午前、花角知事のもとを訪れた韓国の尹駐日大使。
観光の促進などについて意見を交わしたなかで、「佐渡島の金山」の世界遺産登録についても考えを示しました。

■尹徳敏 韓国駐日特命全権大使
「世界遺産は立派なところもあるがマイナスな歴史もあるので全体の歴史を表示できるような形でやる必要がある。」

韓国はこれまで、金山が「朝鮮半島出身者が強制的に労働させられた場所」として反発してきました。しかし尹大使は、世界遺産としての価値は評価し、登録について「反対するわけではない」としています。

■尹徳敏 韓国駐日特命全権大使
「全体の歴史と追悼する空間が何とかできれば。互いにウィンウィンにできることをすればいいと思う。」

尹大使は5日は佐渡市を訪れる予定です。

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