『虎に翼』第1週「女賢しくて牛売り損なう?」を振り返る 寅子(伊藤沙莉)と法律の出会い

4月1日から放送がスタートしたNHK連続テレビ小説『虎に翼』(土曜日は1週間の振り返り)。第1話から第5話までの第1週「世紀のうた 心のうた」を振り返る。

第1話は、日本国憲法の第十四条に書かれている一文に猪爪寅子(伊藤沙莉)が涙するところから始まる。時代は日本国憲法の公布から遡ること15年前、寅子はお見合いの席に。寅子が結婚を望んでいないこともあり、お見合いは失敗続き。

第2話では、ある日、猪爪家に下宿している優三(仲野太賀)の弁当を届けに、寅子は明律大学へ向かう。寅子は学生が「婚姻にある女性は無能力者」と発言しているのを耳にし、思わず「はっ?」と大声を出してしまう。そんな寅子の前に桂場(松山ケンイチ)と教授の穂高(小林薫)が現れる。

第3話では、寅子は「女性が無能ということでしょうか?」と桂場と穂高に疑問を投げかける。思いのままに気持ちを明かす寅子に穂高は感心し、自分が教授を務める明律大学女子部法科に入るよう勧める。進学に賛成してくれた父・直言(岡部たかし)を味方につけ、母・はる(石田ゆり子)に内緒で寅子は願書の準備を進める。

第4話では、寅子の親友・花江(森田望智)と兄・直道(上川周作)の結婚式が行われる。華やかな結婚式の終わり間際、式場で寅子は穂高にばったり出くわす。穂高は明律大学女子部への合格を確約し「女子部で待っているからね」と伝えるが、何も知らなかったはるは鬼の形相に。

第5話では、はるが寅子の大学進学へ大反対。はるは寅子に現実の厳しさを教え、翌日改めて振り袖を買いに行く。寅子は母との待ち合わせ場所で、裁判官の桂場と再会。母を説得する方法を寅子が相談すると、そんな寅子の思いを桂場は一刀両断。その会話を聞いていたはるは、寅子の思いを再確認し大学進学を認めることに。

(文=リアルサウンド編集部)

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