自民裏金事件 中国地方4人の「処分」は杉田水脈氏のみ 3人は党則外の「注意」

裏金事件を巡る議員の処分について記者会見する茂木幹事長(中)

 自民党派閥の裏金事件で政治資金収支報告書への不記載があった中国地方の議員4人のうち、5年間の不記載額が1564万円に上った杉田水脈(みお)氏(比例中国)は4日、党の役職停止半年の処分を受けた。石井正弘(参院岡山)江島潔(参院山口)北村経夫(同)の3氏は意図的ではないとの理由で党則上の処分はなく、幹事長による厳重注意にとどまると決まった。

 杉田氏は2018~22年の不記載額が4人の中で最多だった。党役職停止は党則にある8段階の処分で6番目の重さ。この日は国会内での取材に「党の決定には従う。政治不信を招いて申し訳ない」と話した。一方で、不記載は秘書が派閥の意向に従ったためだと主張。自身に「違法との認識はなかった」とも述べた。

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