マーリンズ期待の若手右腕エウリー・ペレスがトミー・ジョン手術へ

開幕から苦しい戦いが続いているマーリンズをさらなる悪いニュースが襲った。日本時間4月5日、ピーター・ベンディックス編成本部長は右ひじの故障で離脱している若手右腕エウリー・ペレスがトミー・ジョン手術を受ける予定であることを発表。手術は日本時間4月9日に行われる予定で、インターナル・ブレイスを使用した手術になるという。ペレスは日本時間4月3日にブルペンでの投球練習を行ったものの、右ひじの張りを訴えてキース・マイスター医師を訪問。最終的には「手術が必要」との判断が下された。

現在20歳のペレスは将来のエース候補として大きな期待を背負い、昨年5月にメジャーデビュー。19試合に先発して91回1/3を投げ、5勝6敗、防御率3.15、108奪三振、被打率.214をマークした。メジャー2年目の今季はさらなる飛躍が期待されていたが、「右ひじの炎症」を理由に開幕から故障者リスト入り。トミー・ジョン手術を受けることが決まったため、日本時間4月5日には15日間から60日間の故障者リストに移行された。

ベンディックス編成本部長は「ちょっとしたジェットコースターのようだった。最初に右ひじの痛みを訴えたときは苛立ちを覚えたが、今すぐに手術をする必要はないと聞いたときは前向きな気持ちになった。でも靭帯の状態があまり良くないため、いつ投げられなくなるかわからないという状況だった。そして、残念なことに痛みが再発してしまったんだ」と手術決定に至るまでの経緯を説明。「シーズンの真っ最中に起きるよりは、このタイミングで良かったよ」と語った。

マーリンズは2022年にサイ・ヤング賞を受賞したエース右腕のサンディ・アルカンタラがトミー・ジョン手術で離脱しており、ペレスに加え、エドワード・カブレラとブラクストン・ギャレットも故障で出遅れている。開幕から苦しい戦いが続いており、ペレスら故障者には1日でも早い復帰が期待されていたが、ペレスは今季の全期間と来季の一部を欠場することが確実となってしまった。手術後、ペレスはアルカンタラとともにリハビリに取り組むことになりそうだ。

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