SNSには前澤友作氏ら有名人をかたった詐欺広告も…20~30代男女が「“これって詐欺?”危険を感じたこと」【完全版】

前澤友作氏X(旧ツイッター)(@yousuck2020)より

ぺこぱのシュウペイが3月25日に公式X(旧ツイッター)で、「自分は大丈夫だと思ってましたが今日の午前中にクレジットカードを不正に使われる被害にあいました!」と詐欺被害に遭ったことを報告。シュウペイは「メールで某有名ネットショッピングサイトを装うもので、たまたまクレジットカードを新しくしたタイミングだったので更新忘れてたかぐらいの感覚で」「クレジットカードの情報を入力してしまいました」「約12万円の被害でした」と経緯を説明し、カード会社が不正使用に気づいて対応してくれたため、大事には至らなかったとコメント。フォロワーに向けて、「皆さんも気をつけてください!」と訴えた。

高齢者を狙った電話での“オレオレ詐欺”だけでなく、最近はメール、SNSなどでの詐欺も巧妙化しており、若い世代の被害者も増えている。そこで今回は20~30代の男女100人に「“これって詐欺?”危険を感じたこと」について聞いてみた。(アンケートサイト「ボイスノート」調べ)

第6位は、アプリ。

最近は出会いアプリでのロマンス詐欺や結婚詐欺、投資話の詐欺事件がたびたびニュースにもなっている。このようにアプリで出会った人とのトラブルなども増えているようだ。

「マッチングアプリでねずみ講に合いそうになった」(31歳/女性/学生・フリーター)

「アプリの広告から個人情報の入力を求められた。事実確認をちゃんとすることが大事だと思った」(33歳/男性)

■第5位は自宅に来る不審な訪問者

第5位は、自宅訪問。

自宅を訪問するタイプのセールス、押し売りは昔からあるが、コロナ渦以降、また増えつつある。地震など自然災害が多い日本では建物の耐震などのリフォーム、屋根の修繕や、最近は電話、ネット環境整備など、さまざまなタイプがあるが、通常よりもかなり高い値段で販売するという手口が知られている。気の弱い人や、高齢者などがターゲットになりやすいが、よくわからない人が訪問してきたときはインターフォンで確認、対応し、玄関を開けないなど自衛することが大切だ。

「近所の工事をしている業者を名乗る者から“家の屋根の瓦が飛んでいるかもしれない”と家を訪問された。他には配送は常に置き配にして訪問者を減らす。家に用事がある知人は必ず事前に連絡をしてくれるので、何の予定もない日に訪問者があった場合は気をつけるようにしている」(34歳/女性/総務・人事・事務)

「消火器の訪問販売は受けたことがある。詐欺ではないと思うが価格が通常の2倍くらいの値段だった。おいしい話には裏があると思っているので、今のところ詐欺にあったことは一度もない」(25歳/男性/学生・フリーター)

「布団のクリーニングだという人が来たが、いかにもヤンキー風だったのでこれは詐欺だなと思って断った。また水道の検査だという男が来たことがあり、名刺を出せと言うと今は持ってないと言うので詐欺だと思い、そこをツッコむと黙って帰っていきました。不愛想に対応するのもいいかも」(35歳/男性/デザイン関係)

「近所でうろうろしている営業の人がしらみつぶしにインターフォンを鳴らしていた。少しでも気になることがあればネットで調べるようにしている」(28歳/女性/主婦)

「近所の工事を装って営業をしかけてくる。怪しいのでドアは開けない」(36歳/女性/主婦)

■第4位はSNSなどネットの詐欺

第4位は、SNSなどネット。

SNSなども含めたネットは、年長者よりも若い世代のほうが親和性が高いが、そこにも詐欺の危険が潜んでいるようだ。サイトから個人情報を入力させたり、マルウェアをダウンロードさせられて個人情報を盗まれるという手口。最近はX(旧ツイッター)やインスタグラム、LINEなどのSNSから投資話を持ちかける詐欺や、恋愛感情を利用した詐欺なども横行している。

投資詐欺については、著名人の名前や画像を無断で使ってSNS上に偽の広告が出されていることが問題になっている。4月2日にはZOZO創業者で実業家の前澤友作氏がXで、「3/20に開設した詐欺広告被害の通報窓口に寄せられ188件被害総額約20億円の事案について、警察当局に対策と捜査を要請しました」「詐欺広告だと分かっていながら、それを見過ごし続けるFacebookなどのSNS事業者に対しては、詐欺の幇助にあたる可能性があり、こちらも警察当局に対応を求めました」と投稿した。ネットには前澤氏以外にも、柳井正氏、堀江貴文氏、森永卓郎氏、池上彰氏などの名前をかたった詐欺広告が横行し、被害が出ている。

「Xでフォローリツイートキャンペーンをやっていて、たぶん公式アカウントを片っ端からフォローしてリツイートしているが、ごくたまに“高額当選しました!以下のURLを押してください”等のメッセージがくる。そのアカウントはフォロワー少ないので詐欺だと思う。他に親しくもないのに、うさん臭い善意のメッセージなどは100%黒と決めつけている。無料でなんとかもらえますよ~なども同様」(27歳/男性)

「ブラウザ画面で警告が出た。検索して同様の事例を確認した」(34歳/女性/総務・人事・事務)

「SNSで不自然なDMが届く。すぐに信じない」(32歳/女性/主婦)

「いきなりダウンロード画面が出てくる。知らないサイト等はむやみやたらに開かない」(31歳/女性/専門職)

「ネットで商品ページを見ようとしたら、ブロック通知がきた。何事にも慎重に対応しないと、と思った」(26歳/女性/営業・販売)

「スマホでネットサーフィンをしていたらウイルスにかかっていますと出てきたのでSafariから消しました」(38歳/女性/総務・人事・事務)

「SNSのチケット売買で、怪しい入金方法を教えられた」(21歳/女性/学生・フリーター)

■「“これって詐欺?”危険を感じたこと」ランキング
1位 メール
2位 SMS(ショートメール)
3位 電話
4位 ネット
5位 自宅訪問
6位 アプリ

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