南禅寺の大殿。（2023年8月9日撮影、忻州＝新華社記者/藍建中）
【新華社忻州4月5日】中国山西省忻州（きんしゅう）市五台県の陽白郷李家荘村近くにある南禅寺は、1200年以上の歴史を持つ。敷地面積は3078平方メートルで、南向きに建てられた山門（観音殿）と東西配殿（菩薩殿・竜王殿）、大殿が四合院構造をなし、全国重点文物保護単位（国宝・重要文化財）に指定されている。
大殿は現存する中国最古の唐代木造建築で、殿内の仏像は唐代彫塑芸術の名品とされ、高い歴史的地位と芸術的価値を持つ。
南禅寺の山門。（2023年8月9日撮影、忻州＝新華社記者/藍建中）
寺の創建は唐の徳宗（在位779～805年）時代よりも前とされ、大殿の再建の記録が残る徳宗の建中3（782）年から数えても1242年の歴史があり、同市にある仏光寺東大殿の建立より75年早い。
大殿再建の60年後には武宗による仏教弾圧「会昌の法難」が起きているが、数十年来の考古学調査で「法難」以前の木造建築物として正確な年代が確認できるのは全国でも南禅寺大殿のみとなる。
南禅寺の大殿。（2023年8月9日撮影、忻州＝新華社記者/藍建中）
南禅寺大殿屋根の鴟吻（しふん、伝説上の動物）。（2023年8月9日撮影、忻州＝新華社記者/藍建中）
南禅寺大殿の斗栱（ときょう、ますぐみ）。（2023年8月9日撮影、忻州＝新華社記者/藍建中）
南禅寺大殿北東角の柱と斗栱（ときょう、ますぐみ）。（2023年8月9日撮影、忻州＝新華社記者/藍建中）
南禅寺の山門（裏側）と西配殿。（2023年8月9日撮影、忻州＝新華社記者/藍建中）
南禅寺の東配殿。（2023年8月9日撮影、忻州＝新華社記者/藍建中）
南禅寺大殿北西角の柱と斗栱（ときょう、ますぐみ）。（2023年8月9日撮影、忻州＝新華社記者/藍建中）
南禅寺の大殿。（2023年8月9日撮影、忻州＝新華社記者/藍建中）
南禅寺の大殿。（2023年8月9日撮影、忻州＝新華社記者/藍建中）
