市川市 梨農家を救う“助っ人”登場

市川市 梨農家を救う“助っ人”登場

 千葉県内有数の梨の産地・市川市に、梨農家を救う頼もしい助っ人が登場しました。

 市川市内にある梨の農場では、「梨花隊」と呼ばれるボランティアが手際よく梨の花を摘んでいました。

ボランティアは―
「これ(花摘み)で梨農家がおいしい梨を作っていただければ良いと思う」

 2023年夏、中国で梨の病気「火傷病」が発生したため、現在、中国産の花粉の輸入がストップしています。

 輸入再開の目処が立たず、梨農家からは花粉採取のための花摘み作業に人手が足りないという声が上がったため、市川市は急きょボランティアを募集。

 県内外から363人の応募があったということです。

 梨の生産者は…。

荒井梨園 園主 荒井一昭 さん
「いままで中国に(花粉を)依存していて、十何年ぶりに自分の花を採取することになった。ボランティアのみなさんに花を 採ってもらって助かっている」

 ボランティアによる作業は4月10日まで行われる予定で、市は、「梨農家の声を聞きながら、今後も事業を継続するかどうか検討したい」としています。

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