中米商業貿易作業部会、第1回次官級会議を開催

中米商業貿易作業部会、第1回次官級会議を開催

 【新華社北京4月5日】中国商務部は5日、王受文(おう・じゅぶん)国際貿易交渉代表兼副部長が米国の招きに応じ、2~5日の日程で訪米し、ラーゴ商務次官と中米商業・貿易作業部会の第1回次官級会議を共同で主宰したと明らかにした。中米双方は両国の首脳がサンフランシスコ会談と最近の電話会談で達成した重要な共通認識の実行を巡り、それぞれが関心を持つ商業・貿易政策問題と両国の商工業界が提起した具体的な商業問題について、客観的・理性的で、専門的・実務的な意思疎通を行った。

 王氏は会議で、中国は米国と共に努力し、両国首脳の共通認識を積極的に実行に移して、作業部会を通じて意思疎通を強め、協力を拡大し、意見の相違を管理することで、両国企業の貿易・投資分野の協力に向け良好な環境を整えていきたいと表明。米国による通商法301条に基づく対中追加関税と関連の調査申請、国家安全保障概念の拡大解釈、中国企業への制裁、貿易救済調査ルールの改正、双方向投資の制限、中国企業に対する不公平な扱いなどに懸念を示した。

 双方は①貿易・投資の促進やクリーンエネルギー技術、女性の健康問題などでの両国の協力活動への支援②貿易の円滑化に関する協力強化の検討③輸出管理分野の意思疎通の強化-について合意した。

 ラーゴ次官が中国の招きを受け、今年後半に代表団を率いて訪中し、中国側と中米商業・貿易作業部会の第2回次官級会議を共同で主宰する。

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