ウエイト近内三孝、パリ五輪絶望的に

近内三孝

 ウエイトリフティングのパリ五輪出場を懸けた最後の選考大会となるワールドカップ(W杯)が5日までに、タイで行われた。三春町出身の近内三孝(28)=ビックワンアスリート、田村高卒=は男子73キロ級でスナッチは記録なしに終わり、ジャークは棄権した。同じ階級で代表1枠を争う宮本昌典(27)を五輪資格ランキングで下回ることが確定的となり、パリ五輪出場が絶望的となった。

 パリ五輪には日本から最大男女各3人が出場でき、各階級の出場枠は最大1枠となっている。W杯で宮本が4位となり、近内は五輪資格ランキングで日本勢2番手が確定的となった。

 近内は東京五輪に67キロ級で出場し、7位入賞を果たした。パリ五輪では本職の67キロ級が種目から外れたため、73キロ級に階級を上げて五輪出場を目指していた。

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