財新中国サービス業PMI、3月は52.7 拡大傾向維持

財新中国サービス業PMI、3月は52・7 拡大傾向維持

中国国際サービス貿易交易会(CIFTIS)でシェア自転車や電動バイクなどの低炭素な移動手段の紹介を聞く来場者。(2023年9月2日撮影、北京=新華社記者/李鑫)

 【新華社北京4月6日】中国経済ニュースメディアの財新伝媒が3日に発表した3月の中国サービス業購買担当者景気指数(PMI)は52.7で、前月から0.2ポイント上昇し、サービス業の景況感改善が加速していることを示した。好不況の節目となる50を15カ月連続で上回り、サービス業の経済活動は持続的に拡大した。

 これに先立って発表された3月の財新中国製造業PMIは0.2ポイント上昇の51.1だった。5カ月連続で節目の50を超え、2023年3月以降最高を記録した。製造業とサービス業ともに景況感が改善し、財新中国総合PMIは0.2ポイント上昇の52.7と、23年6月以降最高となった。

 国家統計局が発表した3月の製造業PMIは1.7ポイント上昇の50.8で、23年10月以降初めて節目の50を上回った。非製造業PMIのうち、サービス業ビジネス活動指数は1.4ポイント上昇の52.4と23年7月以降最高を記録。総合PMIは1.8ポイント上昇の52.7となり、企業の生産・経営活動の拡大が加速したことが示された。

 財新中国サービス業PMIのサブ指数を見ると、サービス業の需要、供給の拡大ペースがやや速まった。経営活動指数と新規受注指数は15カ月連続で節目の50を上回ったほか、新規輸出受注指数は外部経済環境の改善と輸出の増加を受け、7カ月連続で50を超え、23年7月以降最高となった。

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