紀子さま、シンポに出席 昭憲皇太后の正装ドレス

シンポジウム「受け継がれし明治のドレス」に出席された秋篠宮妃紀子さま=6日午後、東京・渋谷の明治神宮会館

 明治天皇の皇后、昭憲皇太后が宮中で着用した最高位の正装ドレス「大礼服」に関するシンポジウム「受け継がれし明治のドレス」が6日、東京・渋谷の明治神宮会館で開かれ、秋篠宮妃紀子さまが出席された。

 明治時代、近代化が進む日本で、昭憲皇太后は女性皇族で初めて洋装した。現存最古の大礼服で約5年間かけて修復され、昨年に完成した。

 シンポジウムでは、修復プロジェクトに携わった国内外の研究者らが成果を報告し、紀子さまは熱心に耳を傾けた。中世日本研究所(京都市)所長のモニカ・ベーテさんは、刺しゅう糸から、ドレスが日本で作られた可能性が高いと指摘した。

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