急成長軌道に乗る中国新疆ウイグル自治区の風力・太陽光産業

急成長軌道に乗る中国新疆ウイグル自治区の風力・太陽光産業

 【新華社ウルムチ4月6日】中国の重要なエネルギー生産拠点となっている新疆ウイグル自治区はここ数年、風力エネルギーや太陽光エネルギーの開発と利用を加速させており、新エネルギーの川上・川下産業チェーンを担う企業群は風力・太陽光発電設備のスマート製造レベルを高め続け、風力・太陽光発電産業は急成長軌道に乗っている。

 同自治区の新エネルギー産業はここ数年の発展により、品質や効率が継続的に向上し、新製品の開発と技術革新に力を入れている。主にソーラーパネル用ブラケットやコネクター、各種主桁、傾斜梁などの製品を生産している新疆中瀚頂達環保科技では今年の春節(旧正月)以降、4本あるソーラーパネル用ブラケットスマート生産ラインがフル稼働し、生産能力は1日最大400トンに達している。

 同自治区昌吉回族自治州は産業配置を加速し、エネルギー生産、設備製造、応用実証を統合した全産業チェーンを形成し、風力タービンのメインフレーム、ブレード、タワー、および太陽電池モジュールなどの地元の新エネルギー設備製造産業チェーンを絶えず拡充し、風力・太陽光産業の規模は拡大を続けている。昌吉自治州は2024年に新エネルギーと裾野産業の発展ペースを上げ、新エネルギープロジェクト1千万キロワットを完成させ、2千万キロワットの建設を進める見通しで、さらに3千万キロワットのプロジェクトが控えている。また、4ギガワットの太陽電池モジュールなどのプロジェクト建設も加速し、同自治州へのリチウム電池産業の進出を促進するという。(記者/丁磊、関俏俏)

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