残り5試合「100%準備して戦う」 ボンズPO進出逃す

PO進出を逃し肩を落とす福島ファイヤーボンズの選手ら

 会津若松市で6日に行われたバスケットボール男子Bリーグ2部(B2)で敗れ、プレーオフ(PO)進出を逃した福島ファイヤーボンズ。B1昇格への道は絶たれたが、選手たちは闘争心を消すことなく、残り5試合に立ち向かう。

 「選手は常に一つになってついてきてくれた。結果が伴わなかったのは自分の責任」。栗原貴宏ヘッドコーチ(HC)は、悔しさをにじませ言葉を紡いだ。

 チームは今季、初の外国籍指揮官を招いてスタートし、スピードに乗った戦術を目指した。しかし開幕5試合目から5連敗を喫するなどチームは低迷。けがや退団なども相まって状況は好転せず、昨年12月にはシーズン途中で栗原氏がHCに就任したが、チームの改革は進まなかった。

 シーズンはまだ終わっていない。主将の田渡凌は「気持ちの切り替えは難しいが、100%準備して戦うのがプロ」とまずは7日の試合で勝利をもぎ取る決意だ。

 会津開催を心待ちにしていた門田小6年の小沢孝明さん(11)は「PO進出が途切れたのは残念。明日も観戦するので勝つのを見たい」と期待を込めた。

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