大人としての自覚新たに 上越市「二十歳を祝うつどい」 1348人が節目実感

実行委員のアイデアで設置したフォトブースで記念撮影

上越市は6日、「二十歳を祝うつどい」を同市下門前のリージョンプラザ上越で開いた。昨年度に20歳となった1348人が出席し、晴れ姿での再会を喜び合い、大人としての自覚を新たにした。

対象は平成15年4月2日から同16年4月1日までに生まれ、同市に住民登録または居住経験のある人で、総数1855人。出席率は72・7%だった。

主催者を代表してあいさつした中川幹太市長は「夢や希望、挑戦に満ちあふれた未来への第一歩を踏み出す、大切な一日になるよう期待する」と激励。出席者を代表してスピーチした荒川貴斗さん(城北中卒)は「共に困難に立ち向かい、未来を切り開いていきましょう」と同学年の仲間たちに呼びかけた。

式典に続く記念行事は、公募で集まった20歳9人の実行委員が企画運営。中学校の恩師からのメッセージ上映では懐かしい名前と顔が映るたび、中学校ごとに座った席から歓声が上がった。会場では実行委員のアイデアによる撮影ブースが設けられ、出席者が金びょうぶや記念看板と一緒に撮影を楽しんだ。

実行委員長を務めた鳴海有紗さん(春日中卒)は「みんなで楽しんでもらうことを考えて準備してきたので、盛り上がってうれしい。みんな大人っぽくなっていて、改めて二十歳(はたち)を実感した」と話した。

20歳を迎えた1348人が出席。出身中学ごとに座り、再会を喜んだ

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