沖縄本島11ダム、貯水率49.1%に 4月5~6日の大雨影響で0.4ポイント増 依然、渇水状態続く

(資料写真)大宜味村の大保ダム=3月5日午後5時過ぎ(竹尾智勇撮影)

 沖縄本島内11ダムの貯水率は7日午前0時時点で、前日比0.4ポイント増の49.1%となった。5~6日に降った大雨で山に蓄えられた雨水がダムへ流れ込んだとみられ、2日連続の増加となった。ただ平年値を25.9ポイント下回っており、渇水状態が続いている。国や県は節水対策を呼びかけている。 

 沖縄気象台によると、沖縄地方は前線の影響で大気の状態が非常に不安定。今後も前線は停滞するため、8日にかけて多い所で1時間に30ミリの激しい雨が降る。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意するよう呼びかけている。8日午前6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で80ミリ。

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