侍ジャパンの栗山英樹前監督が爆笑問題・太田光さんと対談し、これからの「日本野球界」、さらに大谷翔平を「超える」新たな選手像について、想いを語りました。
アメリカの少年が目指す「日本野球界」に…
対談では、これからの「日本野球界」に関して、太田さんから言われてみればもっともな、こんな提案が…
太田:日本のプロ野球界が、「世界一の野球は日本にしよう」って本気で考えたら、アメリカで生まれ育った少年もメジャーじゃなくて日本を目指すみたいな状態になったら、そのキーマンは栗山さんなんじゃないかなって
栗山:そんなことはないですけど、確かに何かそういうのって何となくみんなそうなったらいいなぐらいに思いますけど、そうなるために本当にやるよという人はいなかったんですよね。やってみたらできる可能性だってありますよね。
太田:WBCはまさにそれをちょっと一旦こう実現したというかね。
と、ふたりの間で「日本を世界一の野球に」と夢が広がり…
二刀流を見た子供たちが新たに…
栗山:翔平みたいにああいう選手が出てくると、子供たちはそれが自然になっていくので、また違うパターンの人が生まれてくると思うんですよね。ですからやっぱり面白い、みんなが見たくなる選手をどんどん生み出していきたいなというのはありますね。
太田:それこそ栗山さんの作った球場みたいな――本当に野球が楽しい、楽しみたいという人がいい球場もいっぱい今できてますよね。
栗山さんが移住先の北海道・栗山町に造った「栗の樹ファーム」も、これからの子供たちに必要な舞台なのではと、太田さんが伝えると…
栗山:はい、もっと使いやすいようにしてあげて、それもありますし、まずは本当に野球というかスポーツ全体が改めて世の中に対してもメッセージを送れるというのも感じられたので、それがどう進めていけるかというのもありますし。
「突拍子もない選手をみつけたい!」
栗山さんは、WBC世界一で感じた思いとともに、これからの夢を教えてくれました。
太田:今後じゃわりとそれは夢としてあるんですか?
栗山: 今、ファイターズに戻って編成みたいな作業をするんですけど、僕は何か突拍子もない人間を探し回ろうと思っています。
(BSフジ『太田光のテレビの向こうで』2024年4月7日放送より)