中国高級車「紅旗」、1~3月の卸売販売台数10万台超す

中国高級車「紅旗」、1~3月の卸売販売台数10万台超す

「紅旗」が発売した高級純電気自動車「EH7」。(3月20日撮影、長春=新華社記者/張建)

 【新華社長春4月7日】中国の自動車大手、中国第一汽車集団は1日、同社傘下の高級車ブランド「紅旗」の今年第1四半期(1~3月)の卸売販売台数が10万台を超え、前年同期に比べ64.3%増加したと発表した。小売販売台数もは29.4%増の9万8400台超となった。

 紅旗は1958年のブランド設立以来、長きにわたり中国の重要な祝典の観閲車として使われる国産自動車の高級ブランドの一つ。現在は省エネ車や最高級車、純電気自動車(BEV)の市場配置と製品投入を加速させ、今年は電気自動車(EV)用アーキテクチャ「FMEs(旗幟)」の二大技術プラットフォームとなる電動プラットフォーム「HME」とスマートプラットフォーム「HIS」に基づく新型純電気自動車を次々と市場に投入。販売台数を持続的に向上させている。

 中国第一汽車集団は吉林省長春市に本社を置く国有自動車メーカーで、紅旗や解放、奔騰などの自主ブランドのほか、フォルクスワーゲンやアウディ、トヨタなど合弁ブランドを展開。累計生産・販売台数は5400万台を超え、国内トップクラスの販売規模を誇る。(記者/張建)

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