【DDT】青木真也 橋本千紘に負け以上の屈辱…時間切れドローも「最後に情けをかけられた」

時間切れ引き分けに終わり握手する橋本(左)と青木

負け以上の屈辱だ。7日のDDT後楽園大会で、〝バカサバイバー〟こと青木真也(40)がセンダイガールズの〝怪物〟橋本千紘(31)へのリベンジに失敗した。

2022年12月の初対戦では、オブライト(原爆固め)で敗北。雪辱をかけ、藤田和之やケンドー・カシンに助言を求めるなど、なりふり構わぬ姿勢で臨んだ。その成果もあり、終盤には背中に乗ってスリーパーで絞める得意の〝子泣きじじい〟での捕獲に成功。だが、その体勢で2度マットに叩きつけられてから場外に転落し、橋本の下敷きになってKO級の大ダメージを負う。

そのままリングアウト負けかと思われたが、何と橋本から手を差し伸べられリングイン。この時点で試合時間は残り30秒を切っており、結局15分時間切れドローに終わった。

青木は「負けに等しい引き分け…、いや、負け以上に屈辱的な引き分けだ。最後の最後に情けをかけられたんだからな…」と悔しげに声をしゃがれさせる。救出については橋本から「最後はリングで勝ちたくて」との説明があったが、青木には敗北感だけが残ったようだ。「もう一度できるなら、どこでも…。センダイガールズに乗り込んでもいい」と声を絞り出すと、力なく自転車で走り去った。

© 株式会社東京スポーツ新聞社