声援受け疾走 水沢でシーズン開幕 岩手競馬60周年

2024年度の岩手競馬が水沢競馬場で開幕。ダートを駆け抜ける競走馬

 2024年度の岩手競馬は7日、奥州市水沢姉体町の水沢競馬場で開幕した。春の陽気に誘われて競馬ファンが次々と訪れ、競走馬の走りを見守った。今季は盛岡競馬場と合わせ22開催、130日間のレースが予定されている。

 初日は好天に恵まれ、500人余りのファンや家族連れなどが列をつくって開門を待った。開幕を記念して入場無料としたほか、グッズやファンブックなどが配られた。

 開幕セレモニーでは、県競馬組合管理者の達増拓也知事が「ファンや関係者の支援のおかげで設立60周年を迎えることができた。関係者が心を一つにして安心して楽しめる競馬場、魅力ある競馬をつくっていくことを誓う」と開幕宣言。県調騎会騎手部会の山本聡哉会長が「60周年を迎えて新たな時代に向かうため、記憶に残るレースを見せられるよう、全身全霊で騎乗する」と宣誓した。

© 岩手日日新聞社