初めてのヤギ四つ子 元気に餌を取り合う 沖縄・本部町 飼育歴25年の古波さん宅 ザーネン種と島ヤギの交雑種

小屋から仲良く顔を出す四つ子のヤギ。左は母ヤギ

 沖縄県本部町嘉津宇の古波英男さん(76)、幸子さん(79)夫妻が飼っているヤギにこのほど、初めて四つ子のヤギが生まれた。四つ子は元気いっぱいで、毎日、われ先にと餌のゲットウやセンネンボクを取り合っている。

 2月28日に生まれた四つ子はいずれもザーネン種と島ヤギの交雑種。雄雌それぞれ2匹ずつで、体長約60センチ、体重は8~9キロ。真っ白い体にピンと伸びた耳が特徴だ。

 四つ子が生まれたほぼ同じ時期に、昨年生まれた三つ子のうち2匹がそれぞれ1匹の子を生んだ。英男さんは「ヤギ小屋には親ヤギが5匹、子ヤギが6匹いて、にぎわっている」とうれしそうに話す。

 幸子さんは「三つ子が生んだ子ヤギのうち1匹は母ヤギが母乳を与えなかったので私が哺乳瓶でミルクを飲ませたら6匹の中で一番大きくなった」と笑う。

 古波さん夫妻がヤギを飼育し始めたのは25年前。2匹から飼い始め、多い時は15匹まで増えた。(玉城学通信員)

古波英男さん(右)と幸子さん夫妻=3月27日、本部町嘉津宇

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