ナゾに包まれた超VIP施設 専用の信号機まで作っちゃった/マスターズの現場から

謎に包まれたVIP専用ホスピタリティ(撮影/高藪望)

◇メジャー第1戦◇マスターズ 事前(7日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7555 yd(パー72)

今年から、コースの外に超VIP専用のホスピタリティ施設ができたらしい。その名も『Map&Flag』。米メディアGolf.comや地元紙などによると「超ラグジュアリー」で、利用料は「1週間あたり1万7000ドル(約260万円)という破格の値段、鼻血もの(nosebleed)」。何それ、すごく見てみたい。

さっそく大会側に撮影許可を求めてみたが、「内装の撮影は一切不可」。ならせめて、概要だけでも教えてほしい。場所と、中に何があるか等々聞いてみると、「その質問には答えられません」と徹底した秘密主義。ならば自力で探すしかない。

ワシントンロードとリバーリッジの交差点に、秘密の場所はある…(撮影/高藪望)

試しに、ダメ元と思いながらGoogleマップで検索してみたら普通に出てきた。どういうこと?

あった!!!(撮影/高藪望)

場所は、コースからワシントン通りを挟んだ向かい側。リバー・リッジ・ドライブという細い道を入ってすぐの所にあった。地元紙(オーガスタ・クロニクル)によれば、コース内と同じように、Map&Flag内でも携帯などの電子機器の使用はNG。中にはスポーツバーやレストランがあって、一流シェフによる料理を楽しみながら、80台設置されたテレビでマスターズを観戦できるらしい。

1万7000ドルは、会場内での観戦チケットも込み。ワシントンロードを渡ってコースに行く超VIPたちのために、信号も作っちゃったというからビックリです。

マスターズのためにできた信号らしい(撮影/高藪望)

専用の信号は、おそらくコチラ。大会中だけとはいえ、吊るしただけの簡易的な代物でちょっとさびしい。どうせなら、信号も超VIP仕様にすればいいのに。(ジョージア州オーガスタ/谷口愛純)

秘密のホスピタリティはコース入り口のすぐそばに(撮影/高藪望)
これがワシントンロード(撮影/高藪望)
プライベートプロパティ…(撮影/高藪望)

© 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン