教員不足の解消に向け 教育委員会が新規採用教員の奨学金を肩代わりへ/千葉県

教員不足の解消に向け 教育委員会が新規採用教員の奨学金を肩代わりへ/千葉県

 教員不足の解消に向け、千葉県教育委員会と千葉市教育委員会は、新規採用した教員のうち、奨学金を借りている人の返済を肩代わりする取り組みを始めます。

 対象は県内の公立小中学校と特別支援学校に2024年度、新規採用された教員のうち、日本学生支援機構から無利子の第一種奨学金を借りている人です。

 両教育委員会が肩代わりする返済金額は、最大300万円で年間30万円を上限に10年間かけて返済を代行します。

 また、教員志望の学生の増加を図るとともにお金の心配をせずに勉強に打ち込んでもらおうと2025年度以降の教員採用を目指す大学生や高校生から事前申請も受け付けます。

 国の調査によりますと深刻な教員不足は産休や育休、病気で休む教員が増えたほか、特別支援学級数の増加への対応などが要因だということです。

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