【気象予報士が解説】花見シーズン到来!?でも9日は冷たい雨・堪える寒暖差【新潟】

花見シーズン到来!?

8日の県内の最高気温は新潟市秋葉区や長岡市などで25℃を上回り、初夏を通り越して、梅雨の頃の気温になった所もありました。この暖かさで各地でサクラの開花が進んでいます。

県内のお花見スポットの開花状況を見ると、高田城址公園で満開のほか、新発田市の桜公園は、早咲きの品種もあるということで5分咲きとなっています。そのほかも平地では咲き始めている所が多くなっています。
本格的な花見シーズン到来ですが、9日はお花見にはあいにくの天気になりそうです。

9日午前9時の予想天気図を見ると、東海沖の低気圧が次第に東へ進む見通し。この低気圧周辺の雨雲が県内にもかかり、雨脚の強まる所もあるでしょう。また北よりの風が吹いてきて、冷たい雨となりそうです。

天気の移り変わりを見ると、朝の通勤通学の時間帯は各地とも雨で、土砂降りの所があるでしょう。その後は日中いっぱい雨が降り続き、山沿いの標高の高い所が雪が混じる可能性があります。帰宅の時間帯も上・中越は雨が降りやすいでしょう。夜遅くになってようやく雨の上がる所が多くなりそうです。

また、9日は気温が急降下しそうです。各地の予想最高気温は、日中でも10℃くらいまでしか上がらない予想。前日と比べると10℃以上と大幅に気温が下がり、かなり空気がヒンヤリしそうです。

サクラへの影響としては、気温が低い方が花は長持ちし長く楽しめますが、人の体には堪える寒暖差になりそうです。しっかりと寒さ対策が必要になりそうです。

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