地域医療を支える医師の育成を 県が新潟大学の基金に5000万円を寄付【新潟】

県が新潟大学の基金に5000万円を寄付

地域医療を担う医師の育成に役立ててもらおうと、県が新潟大学医学部に寄付金を送りました。

新潟大学医学部が去年2月に設立した「『日本一』の医師育成拠点創設基金」。県は、ここに5000万円を寄付しました。この基金は、最先端の教育環境を整備することで地域社会のニーズに対応できる医師を育成しようと設けられました。

■花角知事
「地域医療は大変厳しい状況に置かれている。県民がどこに住んでいても安心して質の高い医療を受けられる環境づくりに取り組んでもらいたい。」
■新潟大学 佐藤昇 医学部長
「ICTを駆使しテクノロジーを使って、医師少数であっても幅広い総合診療能力を持ってカバーできる医療人材をこういう基金を使いながら育成していきたい。」

基金の募集は2026年3月までで、3億円を目標としています。今回の県の寄付により基金の額は1億7000万円となり、新潟大学は今年度から順次VR機器や遠隔診療機器の導入などを進める予定です。

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