日米関係の盤石さ、世界に発信する機会と総理

 国賓として米国を訪ねる岸田文雄総理は8日、離日直前の記者会見で「9年ぶりとなる国賓待遇での今回の訪米では日米がグローバルなパートナーであるということ、国際社会の様々な課題を共にリードしていく存在であるということ、そのためにも日米関係が一層盤石なものであるということを確認したい」と強調した。そのうえで岸田総理は「(日米関係の盤石さを)世界に発信する大変重要な機会になると思っている」と述べた。

 また、議会演説に関して「今、国際社会が歴史的な転換点を迎える中にあって、是非、未来にしっかり目を向けた演説にしたい。日本とアメリカがどんな国際社会、どんな未来を目指していくのか。そのために日本とアメリカは何をしなければいけないのか。こういった点について、私の外交をめぐる様々な経験や知見に基づいて、米国議会、米国国民、世界に対し、しっかり発信をしていく機会にしたい」と述べた。

 また訪米中に予定されている日米フィリピン3か国首脳会談についても「インド太平洋における平和と安定、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守るということにおいて、この3国連携は大変重要と認識している。3国連携を確認することは大変重要だ」と述べた。(編集担当:森高龍二)

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