生見愛瑠「瀬戸さんは“こじじ”、宮世さんは“りゅび”。神尾さんだけは…」――「くるり~誰が私と恋をした?~」インタビュー

TBS系では、4月9日から火曜ドラマ「くるり〜誰が私と恋をした?〜」がスタート。事故で自分の名前をはじめ、自分にまつわるすべての記憶をなくした会社員・緒方まこと(生見愛瑠)が、手元に残された一つの男性用の指輪をめぐって、“恋の相手”と“本当の自分”を探すラブコメミステリー。

記憶喪失になったことで世界が一変。かばんの中には見覚えのない男性用の指輪が入っていたが、指輪の持ち主が思い出せない。そんなまことの前に自称・元カレの西公太郎(瀬戸康史)と、自称・唯一の男友達の朝日結生(神尾楓珠)、自称・運命の人の板垣律(宮世琉弥)の3人の男性が現れ、恋の四角関係が幕を開ける。

今回は、主演を務める生見さんにインタビュー。本作の見どころをはじめ、作品への思いを明かしてくれました。

――ここ数年、お芝居を多数こなされてきましたが、単独主演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。

「素直にうれしかったです。主演をいつかやってみたいというのはありましたが、予想もしていなかったので、お話しをいただいた時は正直びっくりしました」

――お芝居の評判は周りからどう届いていますか?

「バラエティー番組のレギュラー共演者の方からは、よく『バラエティーの時とのギャップがすごいね!』や『もっといろんなお芝居を見てみたい!』と言っていただけてすごくうれしいです」

――先日、ドラマの正式タイトルが「くるり~誰が私と恋をした?~」と発表され、またクランクインから約1カ月近くたちましたが、あらためて本作の魅力をお聞かせください。

「タイトルはこの作品にぴったりだと思います。男性3人の印象も“くるり”と変わっていくと思うので、最後まで見ていただけたらと思います」

――SNSでも「“くる恋”の略し方がかわいい!」などと反響もありましたね!

「ありがとうございます。そうなんです!」

――台本を読んでの感想もお聞かせください。

「火曜22時ということでラブコメが多い印象ですが、今作は胸キュン要素もありながらミステリーの部分もあり謎が多く、後半になるにつれて面白くなってくるなと。原作がないので、毎回ドキドキしながら読んでいます」

――演じてみて、まことはどんなキャラクターだと感じていますか?

「記憶喪失になってしまいましたが前を向くしかないので、過去を引きずらず自分探しの旅に出たまことは、心(しん)の強い女性で格好いいなと感じています」

登場人物がこれでもかってくらいキャラが濃い

――主演ということで、現場で心掛けていることはございますか?

「最初は楽しい現場にしようと思っていましたが、入った時点から皆さんすっごく明るくて! スタッフの方も温かく迎え入れてくださいました。とても良いチームワークで撮影をしています」

――明るい現場ということですが、共演者との最近のエピソードはございますか?

「距離をもっと縮めるにはどうしたらいいか話し合った結果、あだ名を付けることになりました(笑)。瀬戸さんは“こじじ”、宮世さんは“りゅび”。神尾さんだけは甘いものも好きだったりプーさんみたいなので、“ふーさん”にしようとなりました。これから撮影を重ねてもっと仲を深めていきたいです」

――まことを演じる上で事前に何か準備はされましたか?

「この作品の中で記憶をなくす前や男性3人に見せる顔が全然違うので、演じ分けが絶妙に難しいですが、よく考えて監督と相談しながら行っています。回想シーンもあるので、変化も大事にしながら演じています」

――記憶喪失で孤独に陥るような感じもしますが、ご自身で落ち込んだりした時はどう乗り越えていますか?

「自分の性格的にあまり落ち込まない&悩まないタイプなので、とりあえず食べて乗り越えます」

――最後に、主演としての意気込みとドラマの見どころを教えてください。

「自分がずっと見ていた大好きな火曜ドラマ枠だったので、主演として出ることができてとてもうれしいです。胸キュンを届けたい部分が一番強いですが、タイトルの“くるり”の謎も考察しながらぜひ見ていただきたいです。また、登場人物がこれでもかってくらいキャラが濃いので、公太郎派か朝日派、律派と好みの男性を探しながら楽しんでいただけたらうれしいです!」

【プロフィール】

__生見愛瑠(ぬくみ める)
__2002年3月6日生まれ。愛知県出身。“めるる”の愛称で親しまれ、モデル、俳優として多岐にわたり活躍中。最近の出演作は、映画「モエカレはオレンジ色」「湯道」、ドラマ「セクシー田中さん」(日本テレビ系)、「日曜の夜ぐらいは…」(テレビ朝日系)などがある。

【番組情報】

「くるり~誰が私と恋をした?~」
4月9日 スタート
TBS系
火曜 午後10:00~午後10:57

取材・文/N・E(TBS担当)

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