JCTV、女性が働きやすい職場環境を整備 4人にひとりが「エフ休」を取得 / Screens

株式会社日本ケーブルテレビジョン(本社:東京都港区、、以下JCTV)は、働き方改革の一環として「エフ休」(有給の生理休暇)を2023年4月から試験的に導入したところ、23.5%の女性社員が取得。これを受け本年4月より正式に導入することを発表した。

同社の「エフ休」は生理休暇を取得しやすくするための特別休暇制度で、取得時は他の有給休暇取得と同様ウェルビーング休暇(心と体の健康維持のための休暇)として申請でき、男性上司に「生理で休む」ことを知られずに済むため取得しやすくなっている。取得後に人事総務部に直接連絡し「エフ休」に振り替えることができる。

また、従来の生理休暇は取得日数の制限はないものの、日数分の給与が控除されてしまうため積極的な取得につながらなかったが、今回の「エフ休」は特別休暇として給与への影響はなし。

同社はこの「エフ休」を2023年4月から1年間の期間限定で試験的に導入していたが、11カ月が経過した時点で、23.5%の女子社員が取得したことがわかった。厚生労働省が発表している令和2年度の生理休暇請求率は0.9%で、その26倍以上もの利用があったという。

JCTVでは、より女性が働きやすい職場環境を整備するためさまざまな施策を検討実施しており、その一例として2022年8月より社内のトイレに無料の生理用品を設置している。

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