東濃鉄道 80周年記念で笠原鉄道廃線跡ウォーク 21日、JR東海と初の共同企画

 路線バス運行の東濃鉄道(本社多治見市栄町、今川孝英社長)は21日、本年の設立80周年を記念して散策イベント「笠原鉄道廃線跡ウォーク~笠原町街歩きとタイル感謝祭」を開催する。初の試みとして、JR東海のイベント「さわやかウォーキング」と共同企画で実施する。

 笠原鉄道は東濃鉄道の前身会社の一つで、1944年に駄知鉄道と合併して東濃鉄道が設立された。鉄道は多治見駅から笠原町を結ぶ約4.6キロ。78年に鉄道運行が廃止され、線路跡は自転車・歩行者専用道路「陶彩の径」として整備されている。

 今回の散策イベントは、JR多治見駅改札前をスタートして陶彩の径を歩いて笠原町の街を目指す。笠原町の街歩きでは、モザイクタイルミュージアム、日本酒蔵元の三千盛とともに、当日開催のイベント「タイル感謝祭」を楽しむことができる。三千盛では、500円で3種類の日本酒が飲み比べできる試飲会も行われる。

 ゴールは多治見駅南広場。往復ウオーキングは計12.8キロで所要時間は約3時間。復路用に東濃鉄道多治見営業所(笠原車庫)からゴールまで有料シャトルバスを運行する予定で、復路バス利用の場合は所要時間は約2時間となる。

 問い合わせは、同社運輸部企画担当(電話0572.26.7122)まで。(東濃)

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