「ネスカフェ」カフェインレスコーヒーが拡大 牽引役はスティックブラック 背景に良質な睡眠をとりたいなど健康志向の高まり

「ネスカフェ」のカフェインレスコーヒーが拡大している。

ネスレ日本によると、家庭内のカフェインレスコーヒー市場は2023年、13年比で約3倍に成長したと推定される。

カフェインレスコーヒー市場のシェアNo.1は、ネスレ日本が展開する「ネスカフェ ゴールドブレンド カフェインレス」。

同商品は、自然な水の力を使う製法でカフェインを97%カットしたもので「淹れたての香りと味わいを実現した“挽き豆包み製法”により、ブラックでも、ミルクを入れたカフェラテでも美味しいと好評」(ネスレ日本)と語る。

複数のラインナップを取り揃える中で「大きく成長している」のは「ネスカフェ ゴールドブレンド カフェインレス スティックブラック」(14P)。昨春に発売開始されたものとなる。

売場に並ぶネスカフェ ゴールドブレンド カフェインレス スティックブラック」(14P・写真上)

同商品について「スティックタイプのカフェインレスコーヒーはいつでも手軽に淹れたてのコーヒーを楽しめる製品。夕方以降カフェインレスコーヒーを楽しみたいユーザーが多く存在し、そのような方のニーズに応えられる製品としてご高評いただいている」と説明する。

カフェインレスコーヒー市場については「ご自宅でのコーヒー飲用機会の増加により定着化し、より良質な睡眠をとりたいなど健康志向の高まりから、カフェインレスコーヒーのメインユーザーである妊産婦さん以外にも、性別・年代を問わず幅広い層の飲用者が増加している」との見方を示す。

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