「亀田のつまみ種」好調 生産能力引き上げ季節商品を強化 季節商品第一弾「春のつまみ種」投入

亀田製菓は、重点4ブランドの1つミックス米菓の「亀田のつまみ種」が近年好調に推移していることを受けて季節商品を強化するなどして勢いを加速させる。

近年の好調ぶりについて、取材に応じた髙木政紀社長COOは「特にコロナ禍で行動が制限される中、ミックス米菓へのニーズが高まり、一品一品のクオリティーの高さと複数の種類を一度に楽しめるバラエティー感が非常に評価されている」と語る。

23年には価格改定を実施するとともに、10種類あるパーツの中身の見直しを行い価値の引き上げを図った

さらなる需要増に対応するため、設備投資を行い、生産能力も引き上げた。

「今年は季節商品をしっかり出せる状況になった。お客様にもっと楽しんでいただけるよう『春のつまみ種』を皮切りに『亀田のつまみ種』の季節商品を年間3品ほど発売していきたい」と意欲をのぞかせる。

「春のつまみ種」

今年の季節商品第一弾の「春のつまみ種」は、以下の7種の素材をミックスした個包装が計6袋詰め合わされている。

――「梅いか天」
――「桜えび揚げ」
――「桜風味塩揚げ餅」
――「じゃこ山椒せん」
――「ハーブソルト揚げ」
――「黒みつ豆」
――「ピー揚げ」

なお、ミックス米菓へのニーズの高まりについては「嗜好が多様化して、1つの商品を長く多く食べるよりも、いろいろな商品を様々なシーンで手軽に味わえる楽しさを求める動きが出てきているのだと思っている」と述べる。

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