マカオIR運営企業MGMが映画監督チャン・イーモウ氏とタッグを組みレジデントショー制作・上演へ

チャン・イーモウ氏(中央)をはじめとする『MGM 2049』のグローバルクリエイターチームが登壇した座談会の様子=2024年4月8日、マカオ・MGMシアター(写真:MGM)

 マカオの統合型リゾート(IR)運営企業MGMチャイナホールディングス(以下、MGM)は4月8日、世界的に著名な中国の映画監督であるチャン・イーモウ(張芸謀)氏とタッグを組んでレジデントショー『MGM 2049』を制作し、同社傘下のIR施設MGMコタイにあるMGMシアターで今年(2024年)12月から上演する計画を発表した。

 同日、MGMシアターで『MGM 2049』座談会及びグローバル採用キックオフセレモニーが開催され、プロジェクト総監督を務めるチャン・イーモウ氏をはじめ、同作品の制作に携わる世界レベルのトップクリエイターらが登壇し、ショーのコンセプトや画期的な試みについての考察を共有。独創性と技術を駆使して中国の伝統文化を現代の視点から再解釈する内容になるとのこと。

『MGM 2049』座談会及びグローバル採用キックオフセレモニーには600人超が出席=2024年4月8日、マカオ・MGMシアター(写真:MGM)

 また、同プロジェクトでは人材の育成もテーマとして掲げており、舞台芸術の道を志す意欲的な若者らにさまざまなキャリアパスを提供するグローバル採用プログラムを開始するとした。

 本作品はチャン・イーモウ氏による広東・香港・マカオグレーターベイエリア(粤港澳大湾区)における最初で唯一のレジデントショーになるという。

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