日本のAUKUS参加検討を深刻に懸念 中国外交部

日本のAUKUS参加検討を深刻に懸念 中国外交部

記者会見に臨む中国外交部の毛寧報道官。(資料写真、北京=新華社配信)

 【新華社北京4月9日】中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は8日の記者会見で、米英豪3カ国の安全保障枠組み「オーカス(AUKUS)」が日本など新たな国の参加について間もなく検討を開始するとの報道について質問を受け、次のように述べた。

 関連の報道には留意している。米、英、豪が地域諸国と国際社会の核拡散リスクに対する普遍的な懸念を顧みず、いわゆる「三カ国間安全保障パートナーシップ」の参加国拡大のシグナルを絶えず発し、一部の国家を仲間に引き入れ、アジア太平洋地域の軍備競争を激化させ、地域の平和と安定を破壊していることを、中国は深刻に懸念している。われわれは関係国が排他的な「小グループ」を作って陣営間の対抗を生み出すことに反対する。日本はとりわけ歴史の教訓を深くくみ取り、軍事・安全保障分野で言行を慎むべきだ。

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