北米で皆既日食 メキシコからアメリカ、カナダまで

北米各地で8日、地球から見た太陽が月の影に完全に隠れる皆既日食が観測された。

今回の皆既日食はメキシコ、アメリカ、カナダにまたがり、幅約250キロ、長さ6500キロの範囲で見られた。何千万人もの人々が首をかしげ、空に顔を傾け、昼が夜に変わるのを不思議そうに眺めた。

日食は現地時間午前11時7分(日本時間9日午前3時7分)、メキシコ西岸のマサトラン周辺で最初に見られ、ビーチに集まっていた人々は熱狂した。それからわずか2時間弱の間に、月はアメリカの13の州とカナダを横断した。

動画では、月が太陽を完全に覆い隠し、昼から夜に変わり、輝くコロナ(金環)が現れる瞬間を映し出している。

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