瀬戸利樹主演「買われた男」の世界観を凝縮したキービジュアルとトレーラーが公開。ゲストキャストも解禁

テレビ大阪・BSテレ東ほかで4月17日からスタートするドラマアディクト「買われた男」(水曜深夜0:00)のキービジュアルやトレーラー映像が解禁され、新たな出演者も発表された。

瀬戸利樹が主演する「買われた男」の原作は、コミックシーモアで連載中の漫画・三並央実氏&原作・芹沢由紀子氏による人気漫画「買われた男~女性限定快感セラピスト~」。フェムテック商品、セルフプレジャーなど女性の“性”を前向きに捉えようという動きの中、地上波ドラマでは初となる「女性用風俗」をテーマに描かれる。

物語の舞台は、セックスレスの主婦や芸能人、女性社長、風俗嬢など悩みを抱えた女性たちが訪れる女性用のマッサージ店「KIRAMEKI」。訳アリ女性たちの心も体も癒してくれるのは、優しい雰囲気が売りのセラピスト・ヤマト(瀬戸)、包容力抜群で色気担当の龍一(久保田悠来)、華やかなルックスで人気No.1のシアン(池田匡志)と個性豊かなセラピストたちが働いている。素肌を優しくマッサージし、恋人以上に気持ちに寄り添ってくれるセラピストたちに心も体も癒されていくデトックスヒーリングドラマだ。

そして、物語を盛り上げるキャストが決定した。

女性用風俗店「KIRAMEKI」のセラピストたちを束ねる経営者・アキコ役の菊川怜は、「セラピストを求めてくる女性客だけでなく、セラピストたち自身もそれぞれ人生に葛藤があります。アキコはそんな彼らを見守る謎多き女性です。演じていて、なんだか自分の子どもたちのようにも感じています。そんな役者の皆さんとご一緒でき、現場はとっても楽しいです」と、出産や育児を経験し、自身8年ぶりのドラマ出演を喜んでいる。

ヤマト(大成)の元妻・香苗を演じる小島梨里杏は、「過去や思い、この作品のテーマでもある愛は見えないしつかめない。つかめないから厄介で、でもいとおしいから憎めずきっと離せない。そんなややこしい人間の心が、毎回いろんな形で交差し触れ合って前に進んでいくお話です。今の大成を生み出した核となる過去にいた存在、香苗。2人の心は今どこにあるのか。繊細に積み上げていきたいと思いますので、放送を楽しみにしていてくださるとうれしいです」とメッセージを寄せる。

それぞれ悩みを抱え、「KIRAMEKI」を訪れる客役に、多彩な9人が顔をそろえた。

セックスレスの主婦・田村のどか役の佐藤玲は、「のどかは多くを語ることが苦手ですが、人知れずいつも人の心に触れようと努力をしている人です。彼女の悩みはきっと誰もが形は違えど持ち合わせているのではないかと思いながら、さまざまな学びとともに撮影に臨みました。セラピストとして人々に真摯(しんし)に向き合うヤマトと出会い、のどかがどんな影響を受けその後どんな人生を歩もうとするのか。現実的に考えると奇麗事、絵空事ばかりではないかもしれません。でも、これも一つの在り方なのかしら?と想像しながら、ご自身のポリシーとも照らし合わせながら、ご覧いただけたらうれしいです」と思いを伝える。

役づくりのために予約をしたという女優・東崎安未果役を務める花柳のぞみは、「安未果は過去の恋愛のせいで人を信じられなくなった女性。その不器用さがいとおしく感じました。不安要素が多い中でクランクインしたのですが、瀬戸利樹さんや守谷勇人さん、スタッフの皆さんに支えていただき感謝しています。安未果がヤマトと出会ってどう変わっていくのか、ぜひ見届けてください」と明かす。

過去の出来事で男性への嫌悪感が強い会社社長・有原千賀子役の片山萌美は、「私が演じる
有原千賀子という役も、過去のトラウマから男性嫌悪、そして男性にこびていると感じるものすべてに嫌悪感を抱いています。自身も気付かないうちに、そのトラウマ故に、正直パワハラ加害者一歩手前の人かなと。そこからヤマトと出会うことでトラウマとどう向き合っていくのか。本当の自分をどう取り戻していくのか。体も心も大切に演じたいと思います」と意気込む。

自身の仕事を「天職だ」と言う風俗嬢・清水まりあに扮(ふん)する吉本実憂は、「台本を読んだ時『みんな精いっぱい生きてるんだなぁ』と背中を押されました。偏見や愛情に対して、人によっては新しい視点から感じられる作品だと思います。“作品”は出会ったことのない人の人生、思いをのぞけるもの。存分にのぞいてみてください!」とアピールする。

所属する教団が決めた相手との結婚を控えた処女・佐々木和子役を担当するたなかさとは、「ワコの抱えている悩みや気持ちに共感できる部分があり、ワコが自分にとって近い存在だと感じていました。ワコの過去のつらい経験や葛藤、そしてヤマトとの出会いで精神的に解放される様子を丁寧に演じさせていただきたいと思ってます」と意欲を燃やす。

夫を亡くし、ある理由から予約をした蓮見依子役を担う横山めぐみは、「私の演じる役は、亡くなった夫に対しての罪悪感を抱えながら前に進むことができないでいる、清楚な人。人生の新たなー歩を踏み出すきっかけをヤマトくんからもらうのですね。他人事とは思えませんでした。“女性用風俗”がテーマということですが、みんな悩み苦しみながらも必死に生きてるんだなぁと、前を向いて生きていこうと思える温かいお話です」と印象を述べている。

氷のように冷たい体の謎の女・サヨコ役に配された鳥居みゆきは、「体だけじゃなく心も癒やしてくれる素晴らしい職業。まだ私は利用はしたことないですが、“女風”については知っていました。つい先日出た舞台が“女風”をテーマにしたものだったからです。その時は幽霊役だったのですが、今回は原作にもないオリジナル脚本らしく、監督さんが言うには『不思議な役』らしいので、どんな役なんだろうとワクワクしています。もしまた幽霊役だったら、その時はその時で死ぬ気で頑張ります」と期待。

トランスジェンダーである本郷ハル役に挑む杉江大志は、「MtF(Male to Female)はもちろん、トランスジェンダーの役を演じる機会は少ないですし、男性である僕が女性の心を演じるハードルは高いと思いますが、台本を読んでいてハルという“人物”に共感・共鳴する部分がたくさんありました。そこを手掛かりに、ハルの優しさや思いをしっかり演じられるよう向き合いたいと思います」と気を引き締める。

そして、ヤマトの幼なじみで病を患った佐藤綾花役に臨む武田梨奈は、「私は最終話でとある大きな悩みをもった女性を演じさせていただきます。傷ついてしまった彼女の心と体はきっと計り知れないほどの痛み抱えていますが、しっかりと抱きしめながら現場『KIRAMEKI』に足を運びたいと思います。この作品をご覧になったすべての皆さまの明日が、少し生きやすくなってくれたら幸いです」と心境を明かしている。

「買われた男」の監督は、TVerでシリーズ総再生数900万回を突破した「インターホンが鳴るとき」を担当した佐藤竜憲氏、昨年の日本アカデミー賞で杉咲花が優秀主演女優賞を受賞して話題を呼んだ映画「市子」を手掛けた戸田彬弘をはじめとする5人が顔をそろえ、脚本を清水匡氏、ニシオカ・ト・ニール氏、岸本鮎佳氏、灯敦生氏、高橋名月氏、佐藤氏らが紡ぐ。

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